製作のこだわり
「現代の名工」が彫る“美しい普通”の印鑑
実用印として私どもが拵えるハンコは、【字法】【章法】【刀法】と言われるハンコを拵える技術に則して御作りいたすものでございます。

【字法】
【字法】とは文字の知識を持つという事でございます。現在使われている常用漢字とは異なり、古い書体は同一の文字観念に複数の字体が存在いたします。文字を知り、知識をつけ、選択肢が多い中から美しい構成になるよう選ばれた組み合わせは、捺印された際の仕上がりの美しさが違います。
【章法】
【章法】とは選んだ文字を美しいハンコになるようにデザインする事でございます。皆様が普段ご覧になられております文字は、1文字で美しい文字でございます。しかしながら、ハンコは複数の文字で構成されており、枠もございます。各文字の画数や文字の太さ、枠の太さも含め偏りが感じられないよう美しい構成になりますように御仕上げいたします。


【刀法】
【刀法】とはハンコとして彫る技術の事を申します。ハンコは彫刻されたものではなく捺印された文字がいかに美しいかが大切でございます。下書きが美しくても捺印された印影で再現されていないと意味がございませんので、彫刻する素材や捺印する印泥(朱肉)の特性等を考慮して彫刻いたします。