用途を選ぶ
実印お住まいやお車のご購入等、大きなご契約の際にご自身の証明にお使いになるハンコでございます。そのため、他人の印鑑と同じにならないようにオーダーメイドをされる事が望ましいと存じます。一般的には偽造を防止するために、読みにくい書体が選ばれてございます。
銀行印口座をおつくりになられる銀行の届出印として銀行に登録され、預金の引き出しなどにお使いになるハンコでございます。大切なお金を守るために、他人の登録印と同じにならないようにオーダーメイドをされる事が望ましいと存じます。
認め印お勤め先などでの回覧や、稟議書類などの承認などにご使用されるハンコでございます。既成の印鑑などを使用されるのが一般的ではございますが、ご自身のアイデンティティを表すものとして美しい印影を求められる方がオーダーメイドで御つくりになられてございます。
印材を選ぶ
柘古くから印材として使われ、木製のハンコとして一般的に広く愛用されてございます。辻美堂で取り扱っております柘は、柘の中でも高級品とされております薩摩本柘でございます。柘の木は繊維が緻密で目が詰まっておりますため、高度も粘りもありハンコとして長期間ご使用してもあまり変化がなくお使いいただけます。
黒水牛水牛の角の芯の通った中心の部分の芯持(しんもち)と呼ばれる部分を加工した印材でございます。辻美堂では、良質であると言われる印面側の芯の小さいものを選別し彫刻いたしております。黒光りした美しさは、フォーマルな場面に相応しい威厳のある印材でございます。
牛角(斑)牛の角を加工した独特の斑模様が入った印材でございます。 乳白色の下地に茶色の斑が入った濃淡の美しい印材でございます。辻美堂では濃淡が強くもなく弱くもない印材を使用してございます。また、一つとして同じ模様が無いため、どのような模様であるかを楽しみにしてお待ちいただけますと幸いです。
牛角(純白)牛の角を加工した透明感のある乳白色の高級品でございます。 陸牛の角を加工した印材の中でも、茶色の模様が殆ど入らない乳白色の色味をもった、極めて貴重な「純白」と称される印材でございます。上品で柔らかい色味の乳白色が男性の方のみならず女性の方にも好まれております。天然素材ゆえに1本1本風合いが異なってございます。
彩樺(茶・黒・赤)バーチ材(真樺)とフェノールレジンを高圧加熱処理にて作り上げたエコロジーな印材でございます。バフ仕上げの為、各色共に濃い部分と淡い部分の美しい木目が見られます。強度の通常の木材よりもあるためひび割れなども少ない印材でございます。
白檀白檀がさわやかな甘い香りを持つ、貴重な香木として仏像や仏教儀式に使われてまいりました。高貴な香りを楽しむために扇子の骨やにおい袋の香料としても使われております。高貴な香りが漂い、心を落ち着かせて捺印することができる素晴らしい印材でございます。(個体にもよりますが、白檀の香りは半年~1年で徐々に薄れていくことがございます。)
ケースに関して
「神匠の印」【極】馬革ケースが付属
馬は古来より神様の乗り物として神社などに奉納されておりました。「絵馬」にその風習の名残が見られるように大変縁起の良いものでございます。全てがハンドメイドの「神匠の印」【極】は印章彫刻技術の全てを込めて神様に奉納するに値する印鑑をお客様にお届けしたいという思いから馬革を用いてオリジナル仕様で誂えました。
極上モミ革ケースが付属
一般的に印章店で取り扱っているモミ革ケースはラッカー塗装を施して艶をだしておりますが、極上モミ革ケースは吟付の革を使用しており、自然の風合いに近い革であるため、使い込んでいただくとエイジングと言われる風合いが出てまいります。末永くお使いいただく楽しみも感じていただけるケースでございます。
牛革ケースが付属
滑らかな牛革を使用したケースでございます。一般的にハンコのケースとして認知されておりますのはモミ革ではございますが、スーツスタイルやカジュアルなスタイルに合わせやすいようなケースをご用意いたしました。ラッカー塗装を施していますため艶感がいっそう引き立っております。日常のビジネスの場や、カジュアルな場面でお使いいただきやすいケースでございます。
化粧箱に関して
レザーケース個人1本用外側が黒のレザー調で中は側赤の滑らかなベロア素材でございます。個人用印鑑が18mmまで印鑑ケースごと収まります。
レザーケース個人2本用外側が黒のレザー調で中側は赤の滑らかなベロア素材でございます。個人用印鑑が18mmまで印鑑ケースごと収まります。
レザーケース個人3本用外側が黒のレザー調で中側は赤の滑らかなベロア素材でございます。個人用印鑑が18mmまで印鑑ケースごと収まります。
桐箱個人1本用贈答用にぴったりな桐の箱に内側は赤の滑らかなベロア調で誂えてございます。個人用印鑑が18mmまで印鑑ケースごと収まります。
桐箱個人2本用贈答用にぴったりな桐の箱に内側は赤の滑らかなベロア調で誂えてございます。個人用印鑑が18mmまで印鑑ケースごと収まります。
桐箱個人3本用贈答用にぴったりな桐の箱に内側は赤の滑らかなベロア調で誂えてございます。個人用印鑑が18mmまで印鑑ケースごと収まります。
別珍個人1本用外側が紺色の別珍で中は側赤の滑らかなベロア素材でございます。個人用印鑑が18mmまで印鑑ケースごと収まります。
別珍個人2本用外側が紺色の別珍で中は側赤の滑らかなベロア素材でございます。個人用印鑑が18mmまで印鑑ケースごと収まります。
別珍個人3本用外側が黒のレザー調で中は側赤の滑らかなベロア素材でございます。個人用印鑑が18mmまで印鑑ケースごと収まります。
印材のサイズを選ぶ
認め印男性12~13.5mm/女性10.5~12mm
認め印は普段使い場合、サイズについてあまり気にする必要はございません。しかし、ビジネスで使用する場合は上司より大きいサイズは持たないようにされるのが一般的でございます。逆に役職をお持ちの方は大きいサイズをお選びになることをお勧めしております。通常は姓のみの彫刻になってございます。
男性13.5~15mm/女性12~15mm
銀行印は認印より一回り大きめをお勧めしてございます。大切な預金の引き出しなどに使用する銀行印と、荷物の受領や回覧などのサインとして日常的に捺印する認印とが区別がつかなくなるのを防ぐためでございます。サイズを変えて作成される事が一般的で、通常は姓のみの彫刻になってございます。
男性15~18mm/女性13.5~16.5mm
実印のサイズは市区町村の条例で一般的に定められている8~25mmの範囲内に捺印できるサイズであれば特に決まりはございません。一般的に印章業界では、男性は力強いイメージから大きいサイズ、女性は繊細でスリムなイメージから小さいサイズで作るという慣習がございますが、お使いになる方のお好みのサイズで作られるのが良いかと存じます。
フルネーム彫刻をする場合は、男性16.5~18mm、女性15mmがおススメのサイズでございます。子孫繁栄や自己実現の願いを込めて印鑑サイズを大きくする慣習もございます。通常は姓名の彫刻になってございます。
印鑑の書体を選ぶ
古印体日本独自の文字で、大和古印とも呼ばております。風雅な味わいがあり墨溜りや欠け途切れが特徴でございます。可読性が高く、回覧などの捺印や荷物の受け取り等に適しております。
篆書秦の時代に始皇帝によって統一された文字でございます。国宝【漢委奴国王】の金印に彫られている文字や、日本銀行発行のお札に捺されている印鑑の文字など、身近でよく使われている書体でございます。可読性が低く、偽造されにくいため個人・法人共に実印に適した書体でございます。
印相篆書体をベースに中心から外に向かう力強い流れの線が特徴の書体でございます。文字と枠が接する部分をもうけ、欠けにくくなっております。ハンコの文字を代表する書体のため人気がございます。篆書体をベースにさらにデザイン性を高くし、可読性が低くなっておりますため実印や銀行印などに適した書体でございます。
隷書前漢時代に小篆が簡略化されて生まれた実用的文字でございます。運筆が特徴的な文字でございます。身近なところでは、お札の「日本銀行券」と書かれている文字は隷書体でございます。現代的な文字に近く読みやすい文字も含まれているため、少しこだわりを見せたい認印などに適してございます。